子供を持つすべての人が知っておきたい、子供の「思考力」をかんたんに上げるコツをご紹介します。
管理人の私は現在、5歳と1歳の子を持つ2児の母です。
子供の知育や幼児教育に関する情報収集や文献を読むのが大好き!
私が良さそうな情報を片っ端から実践してきたうち、成果が出た良いものをご紹介しています。
さて。
普段、お子さんにはどんな言葉をかけているでしょうか。
まさか、こんな言葉はかけていないですよね?
- 「むり」
- 「あきらめよう」
- 「あなたにはできないよ」
- 「それってムダだね」
- 「頭が悪いから」
こんな否定的な言葉ばかり聞いている子供は、その言葉を毎日浴びて成長するので、ネガティブな性格になるのは当然ですよね。
お母さんの口癖は、お子さんの人格を形成する要因の一つとなります。
10歳以下の子供というのは、家族以外の大人の思考法をインストールできる環境が無いですからね。
そこまでひねくれていませんよ!というママでも、
- 「早くしなさい」
- 「ちゃんとしなさい」
- 「勉強(宿題)しなさい」
あたりは言ったことがあるのではないでしょうか?
本来、子供は無限の可能性を秘めた生き物です。
遺伝によって多少の向き不向きはあるにしても、本人の適性に合ったものが見つかればその才能は努力や環境によってどこまでも伸ばすことができる。
と、教育者の石田勝紀先生の著作で読みました。
そして私自身も、子供の可能性を信じている一人です。
生きていくうえで最も大切なスキルとは

子供が大きくなって自立していく。
そのときに必要な能力ってなんだと思いますか?
英語?プログラミング?
いいえ、こういったスキルは後からいくらでも勉強すれば身につけることができます。
コミュニケーション能力?
いいえ、これも大事ではありますが、考え方を後天的に変えたり、セルフイメージを変えることで向上させることは可能。
訓練もできますよね。
予測できない未来に必須の能力は「自分で考える能力」、つまり思考力です。
自分で考える「思考力」が必要
5歳には脳の基礎部分の発達が80%終わってしまうので、それまでに思考する訓練はなるべくしておきたいところ。
ではいったいどんな言葉かけをしたら子供は自分の頭で考えられるようになるのでしょうか?
子供の思考力を高める言葉がけ5つ
わたしが普段子供にかけている、思考力を高める問いかけがこちら。
この5つです。
- あなたはどう思う?
- なんでそう思うの?
- どうすればいいと思う?
- どうなると思う?
- それであなたはどう思ったの?
思考力を高める言葉がけの効果は?
我が子の成果しか伝えられませんが、現状、効果はあると思います。
何か目立つような賞状をもらったり、ということは無いため説得力に欠けます。
が、教育デザインラボ代表理事の教育者・石田勝紀先生もこの言葉がけは推していたので、子育てママには本当におすすめです。
うちは5歳女児で、軸がしっかりあって落ち着いているというのがポイントですね。
具体的には、親がピンチの時は助けてくれたり、親にアドバイスしたり、対等に意見を述べてきたりします。
幼稚園でも困っている子がいると手助けしてあげているそう。
男女分け隔てなく遊んでいます。
勉強面では年齢より1歳上の算数、国語、英語を学習中で本人も楽しそうです。
私は一度も「勉強しなさい」と言ったことはありませんが、まあまだ5歳ですからね。
今後はまた変わってくるかもしれません。
問いかけたあとの子供の答えは?
うちの娘は、自分で考えて答える時もあれば、「分からない」と濁す時もあります。
答えが合っているかどうかは全然気にしなくてOK。
自分で考えて答えを出す、という過程が大事です。
「分からない」は我が家ではタブーなので笑。
どんなに突拍子もない答えでも、とにかく脳内の思考を言葉にさせることを心がけています。
そして子供にいつも伝えることは
- どんどん間違っていい
- たくさん失敗できてよかったね
です。
面白い考え方をしてきた時には、親も盛大に面白がります。
からかうのではなく、子供なりの考えを尊重する。
子供はかんたんに萎縮してしまいますからね。
子供の思考力がこれから必要な理由

子供が自分の頭で、自分なりに考えられるようになるためには、お母さんやお父さんの言葉がけがとても大事。
学校に行き始めると教科書に沿ったことを学び、画一的な教育が主流になってきます。
日本は”出る杭打たれる”文化はまだ残っていて、やっぱり「みんなと同じ」が良しとされますし
そもそも大人が「常識」を重視する考え方であふれているので
その中で自分なりの考えを持つようになるのは実際かなり難しいところですよね。
でもこの先、日本は人口減少・高齢化社会に突入し、世界はグローバル化がどんどん進んでいて
これからは誰も経験したことの無い時代がやってきます。
どんなに勉強が得意で、高学歴になったとしても、自分で考える力がなければうまく生き抜いていくことはできません。
本人が望む生き方ができなかったり、嫌な仕事もイヤだと言えないかもしれない。
自分のアタマで答えを出す力を早々に身に着けないと、はっきり言って生きていけません。
言葉がけを意識するようになったきっかけ
以前の職場で出会っためちゃくちゃ優秀な先輩。
旧帝大卒・海外MBA保持、賞も取ってるし論文もたくさん書いてる、
なのに多趣味で(またその趣味がハイレベル)、人柄も最高という逸材がいました。
生まれつきの才能というより、思考法や考え方が他の人とは段違いだったんですよね。
そこで、「どうしたらそんなに頭が良く育つのか?」と聞いたんです。
すると、その方のお母様は体が弱く、物心ついたときから自然といつもこんな言葉がけをされていたそうです。
- あなたはどう思う?
- どうすればいいと思う?
「いつも意見を求められてたから、それかなー」と話していまして体の弱いお母様に頼られたから、素直に力になれるようにと、いろんなことを調べたり、工夫したり。
自分の持てる知識を総動員して役に立とうとしたそうです。
それで考えることが自然に身についている、と。
これを聞いてから、私も自分の子供には同じように育てよう!と思ったんです。
まとめ:思考力を伸ばすためにできること
子供の思考力を伸ばすために必要なのは、通信教育でもなく、特別なおもちゃでもなく、親の言葉がけが重要ということ。
これならお金もかからず、今すぐにでも実践出来ますよね!
もっと具体的に
「他にどんな言葉をかけたらいいの?」
「どんな口癖に変えていけばいいの?」
とお悩みの方は、ぜひ石田勝紀(いしだ かつのり)先生の著作を読んでみてください。
たくさんあるので2つに絞るなら、
上記の2冊がおすすめです!
親が変わると、子供も変わります。